定年後に住宅ローンが払えなくなった!定年後に住宅ローン返済で考える選択肢

住宅を購入する人も、40代位から購入するケースが考えられます。40代で住宅を手に入れて、住宅ローンを35年組んだ場合には75歳までローンの支払いをしなければいけません。比較的景気が良いことであれば、もしかしたらその後給料が増えて簡単に返済できるにちがいないなどと考えたでしょう。

ところが、実際には先を読む事は難しく、考えている通りには動きません。この場合には、短期的に考えるのではなく長期的に考えることが必要です。しかし実際に、老後になっても住宅ローンが残っている場合は、何とかして払わなければいけないわけです。年金だけでは苦しい場合、一体どのようにしたらよいでしょうか。

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住宅ローンが払えない高齢者急増の理由とは

住宅ローンの支払いができない人が最近急増していると言われていますが、客観的に数字だけ見ると、そこまで多いわけではありません。例えば、ほんとに急増しているのなら30%位の人が返済できないで困っているようなイメージかもしれません。ただ実際には2%から3%程度しか住宅ローンの返済ができない人はおらず、ほとんどの人は返済の途中であるか返済している状態です。ただ潜在的に支払いが厳しそうな人を入れると、およそ10%位にはなるでしょう。

特に、若い人ではなく高齢者に支払えない人が急増しているといえます。 住宅ローンの支払いない高齢者が急増しているのでしょうか。これに関してはいろいろ理由がありますが、景気が良かったことに住宅を手に入れた人でその後給料が下がってしまった場合です。例えば30歳位の時に住宅を手に入れた場合でも、それが1990年位ならば、まだ不動産バブルの時期と言えるでしょう。それから30年が経過して、景気が悪くなり思ったよりも退職金が出ないといったこともあるかもしれません。特に昔ならば、終身雇用の時代になりますので退職金が出るのは当たり前でした。

しかし最近は、退職金が随分と減少しており、30年前に比べると3割から4割ほど減っていると言われています。 それだけでなく、退職金がもらえない会社もあるだけではなく、そもそも会社自体がなくなっているケースもあるかもしれません。再就職した場合には、退職金が出ないケースも考えられますので、結局予想が全く外れており、予想以上にお金が残らない可能性が高いです。

このような場面で、住宅ローンを支払うとすれば、老後の資金から出すしかありませんが、それも十分にないことが考えられるでしょう。そもそも今とは異なり、30年ぐらい前の時代は、金利が非常に高かったです。景気が良いと金利が高く、景気が悪いと金利が低下する可能性がほとんどです。このようにして、金融引き締めや金融を緩めることを日本の中央銀行が行っているわけです。

1990年代であれば、比較的地域が良かった頃で特に前半は不動産バブルの絶頂期だった頃です。その利息の支払いが今でも続いているとすれば、支払いが苦しくなっても当然かもしれません。 それ以外には、自営業者であれば会社が倒産してしまった場合あるいは赤字を出している状態などが考えられます。そのまま会社をたたんだとしても、住宅ローンが残っているわけです。このように、20年あるいは30年も経過すると、予想できない位時代が変わってしまうと言えるでしょう。

定年で住宅ローンが残っている場合の選択肢

本来住宅ローンは、定年の前に支払えることが魅力的ですが、実際は定年後も支払っているケースがあります。おそらく、借り入れた時は比較的景気が良いことで、今のように不景気ではなかったはずです。ある程度不景気だったとしても、将来は退職金等が出て支払えると考えたかもしれません。

あるいは、毎年のボーナスで支払えたと予想できる人も多かったはずでしょう。そのような中で、35年ローンや25年ローン等の人は、おそらく短期的に支払いを済ませ、例えば35年ローンでは20年位に縮めて、いちどにたくさんのお金を支払うことを想定していたかもしれません。 これは世の中の景気が良かった時の話であり、今のように不景気な状態になると、もはや給料が増えるといった話もほとんどないはずです。

それだけでなく、近年は物価が高くなっていますので、生活費だけでもかなり苦しい人も多いでしょう。そんな中、昔の金利の状態で住宅ローンがあるとすれば、かなり苦しい生活になることが想定できます。 この場合の選択肢はいくつかありますが、1つは働くことでしょう。定年退職で終わりではなく、今や70歳を超えても働いている人もいます。働ける仕事は限られてきており、例えば警備員などがこれに該当するかもしれません。

室内警備ではなく、どちらかと言えば交通整理のほうになりますので、冬の寒い日でも夏の気温が高く熱中症になりそうな日でも外で働かなければいけないわけです。 そのような稼ぎ方が嫌と言う人も多いはずですが、だからといって株や為替などに手を出してはいけません。株や為替は、基本的に一気にお金を増やすようなものではありません。中にはそれが成功できる人もいますが、ほとんどの人は失敗してしまいます。基本的に株や為替は、稼ごうとするとお金が逃げていく性質があるため、大抵の場合もともと持っていたお金をさらに減らすことになるでしょう。

退職金を全部かぐや為替等に突っ込んで、10分の1にしてしまった人もたくさんいます。それならば、初めから何もしなかった方が良いといえます。 このように、安易に考えるのではなくしっかり働くと言う選択肢以外にも、借り換え等が検討されるケースも少なくありません。ローンの借り換えは、他の銀行にすることにより、返済期間を短くし金利を減少させることができます。もちろん、買い替えをする場合も条件があり、申し込めば誰でもできるわけではありません。それ故、この辺を慎重に考えることが必要です。

リースバックという選択肢。好まれる理由とは

老後になり住宅ローンが残っている場合の選択肢として、いろいろなものが考えられますが自分にとって最もふさわしい方法を選択するべきです。一般的に好まれている方法でも、自分たちにとってそれが足かせになる可能性もあります。つまり、一般的に好まれている方法が必ずしも良いと言うわけではありません。ただその前提としては、いろいろな方法を知っておくことが大事です。そもそも選択肢がなければ、何も選ぶことができないのと同じように、住宅ローン返済の方法の選択肢をいっぱい知っておかなければ、正しい方法すら見ることができないわけです。

1番簡単なのは、働いて返すと言う方法ですがそれが難しければリースバックと言う選択肢があります。リースバックと言う言葉を聞いたことがある人もいるかもしれませんが、なかなか意味がわからず放置している人もいるかもしれません。簡単に言うと、まず自宅を売却し売却したときにお金が手に入りますが、そのお金で自宅を借りることです。自宅を借りると言うのもおかしな話かもしれませんが、一旦を現金化し、その後自宅を賃貸物件として新しい持ち主から借りることにより、継続して住み続けることができます。

これが人気の理由は、資金調達が可能なことです。少なくとも住宅を売却した時点で、その分の資金が手に入りますので、もしかしたらその資金で住宅ローンの返済ができるかもしれません。 しかも、高齢者になりわざわざ外で働くことなどせずに、そのまま家に住み続けられると言う事は、多くの人に魅力的に映るでしょう。

ただ、住宅ローンの返済を目的としたリースバックをする場合にも条件があり、そもそも売却した金額が住宅ローンの残額よりも少なければ意味がありません。住宅ローンを消滅させるためにあるいはかなり減額させるためにリースバックをするのであり、返済できる可能性が見えて来なければ、はっきり言ってやめたほうが良いでしょう。この点は、いろいろな事例を見ながらじっくり時間をかけて検討することが大事です。

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