不動産に高い査定がついた！実はその価格で売れないかも…。一括査定の注意点とは

サラリーマンであると転勤や移動に伴って引っ越しを余儀なくされます。遠方に転勤で、もとに戻れる保証もない場合、今住んでいる家を売却し、新たな土地で家を探さなければなりません。このような場合、自分の家がどの程度の値段で売れるか、早急に調べないとなりません。

おおよその売却額を知ったうえで、初めて次の住まいの予算も決まってくることでしょう。早急に自分の家の査定額を知りたい場合は、インターネットを活用し、不動産売却の一括査定サイトを利用して価格を把握することが出来ます。多くの一括査定では値段の高い不動産業者から列挙されるので、上位複数社を比較検討すると良いです。しかし気を付けないといけない事が有ります。

不動産査定額を高く付けてくる業者に注意

自分の家がどれくらいで売却できるのか、転居が決まれば真っ先に調べないといけないことです。かつては、不動産業者を一つ一つめぐって、いちいち机上査定や訪問査定で売却価格を調べどこの不動産業者にしなければいけないのか比較検討する必要がありました。だがインターネットの普及で、オンラインで一括査定が出来てしまい、売却価格の概算と高値を付ける不動産業者を複数社、瞬時に調べ上げることが出来るようになってるんです。

一括査定サイトでは物件タイプに面積、築年数や権利関係、そして査定・売却の目的に立地条件を申し込みフォームに入力するだけで、不動産査定額の概算が一気に知ることが出来るのです。だがこうした一括査定は、実際の訪問査定よりも高い値段がついているのが一般的です。なぜなら壁や床のへこみ、家屋の劣化具合、虫害被害や騒音問題、水漏れの有無など実際の状態は、オンラインでは計り知れないことだからです。

近隣で実際に不動産売却されたデータなどがＡＩが検知し、それによって査定額は産出されているんです。一括サイトで最も高値を付けてくれる業者を選択し、売却をしようと考えるのが一般人の考え方です。だが必ずしもその値段で売却できな粉とも心得ておかなければなりません。不動産業者が仲介に入ったとしても、最後はやはり買い手と売主の価格交渉で売却額は決まってしまいます。実際の物件を買い手が内覧し、チラシやネット広告で記載されていた物件のコンディションよりも、実際見てみると損傷が激しいといった場合は、100万円を値引きしてくれないかと価格交渉を持ちかけられることもたくさんあります。

それゆえ、必ずしも査定額で必ず売れるとは限らないということを十分承知しておかなければなりません。最も気を付けるべきは、一括査定の高値を付けた業者を信用しすぎないということです。時折一括査定して、べらぼうに高値を付けてくる不動産業者がいるのです。

どうしても売主は、できるだけ一円でも高く売りたい心理から、このような高額査定の業者を選んでしまいがちです。ところがこれは悪徳業者の可能性が極めて高いのです。不動産売買においては競合他社も多く、自分の所で絶対に媒介契約を結びたいがためにこうした極めて高額な値段をつけてくる業者が存在します。結局高値で売り出しても買い手がつかないので、他の業者で売っても同じだったということも少なくありません。また高値を付けるだけ付けて、売り主の個人情報や預金口座を把握したいだけの悪徳業者も居るんです。

騙されない為に、不動産査定で気を付けるポイント

前述したように、不動産業界は厳しい競争が続いており、少しでも自社の利益を上げるために手段を選ばない悪徳業者も存在しています。自社が媒介契約を結び選任専属媒介を契約したいがために、無茶苦茶な高額査定を提示してくるのです。具体的には相場の二割以上高値を付けてくることもあるので、これが騙されないための一つの見極めポイントと言えます。こうした二割ほど高値で査定額が出されているということを自分で気づくためには、売り手側も騙されないために対策を講じるしかありません。その為にはまず、自分の住んでいる地域の他の物件や土地が、どれくらいの値段で売買されたのか自分でしっかりと相場を把握してくことが大事であるといえるんです。

どのように相場を知り把握するのか、最も簡単な方法は折込チラシに不動産売却のビラが混入していることがあります。これを複数枚集めてストックして置き、実際に地域の人がどれくらいの値段で売り出しているのか、それを見ることで平均額を把握することが出来るようになります。インターネットでもそうした相場額の把握は十分に可能です。地域の不動産会社複数社のホームページなどで、売り出している物件価格を比較検討し相場額を知ることも可能なのです。

最も確実なのは、土地情報総合サービスなど国土交通省が発表している実際の売買の額をネットからでも閲覧可能なんです。そして一括査定の高額査定をした一社だけを過剰に信じ込まないことも大事だといえるんです。どうしても高値で売りたい欲求から、人間はその不動産業者を信じ込みがちですが、やはり冷静になって列挙された複数社をくまなく比較検討することも大事です。そして複数社に実際に訪問査定に来てもらうことが大事なのです。

訪問査定ではその不動産業者の実態がいろいろとクリアに見えてくるものです。営業マンの雰囲気や対応などを見るだけでも本当に信頼して依頼できる業者か見極める一つの手がかりになるんです。きちんと家屋の損傷や騒音、揺れ、虫害被害、景観の良し悪しなどを加味し、ネット査定よりもきちんと減額した査定を出すようであれば信頼できる業者と言えます。訪問査定に来てもらっても、一向に査定額が減らないままの業者は疑った方が賢明でしょう。

そして査定書と言って、査定の根拠をきちんと提出してくれる業者であるかどうかも確認しなければなりません。この査定書を持参し、査定の根拠を提示できる業者は信頼できます。査定書を出さずに、業界ではこれが慣例ですから、プロなので大丈夫ですと逃げ口上を述べるようでは信頼できず、媒介契約を結ぶのを辞めた方が良いでしょう。訪問査定してもらう不動産業者一つ一つの企業の売り売上高や業界何位の業者なのか、四季報などをもとにリサーチしておくのも良いです。

売買件数などの実績は、ネットなどでも調べることが出来るの、自分の地域の売買契約実績が豊富であればその業者を信頼して媒介契約を結ぶのも良いです。さらに実際にその不動産業者を利用して物件の売買をした人の口コミなどを参考にするのも賢明と言えます。口コミサイトではその業者のことを赤裸々に評価し、コメントも掲載されています。あまりに評価が低すぎる業者を避けることで、だまされるリスクを軽減することも可能となるんです。最後にお伝えしたいことは、一度訪問査定を依頼すると、ひつこく媒介契約を結ぼうとして電話してきたり、アポイントもなしに家に突然やってきて契約を結ぶように迫ってくることもあります。こうした業者は信頼に欠けるので、毅然とした態度でもって断るようにしなければいけません。口車に乗らないよう家族ともく相談するようにしましょう。