実家の空き家を売却したい!面倒な手続きも代行してくれる買取業者の探し方

日本では多くの人が地方で生まれ育ったとしても、農家や家業を継がず、東京や大阪に出稼ぎに行きます。そのまま首都圏に住み着いてしまい、地元に帰ってこないことがほとんどです。そして次第に両親や祖父母もなくなって、田舎の実家は空き家状態になってしまうことが多くなってるんです。

空き家になると維持費や固定資産税に、火災保険の支払いなどすべて都会に住む息子や娘の負担になり、家計を圧迫するようになるんです。このような場合には、その空き家を売却したいと考えるのが当然であるのは言うまでもありません。こうした空き家を買取する業者についてご紹介していきます。

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空き家を買取してもらうメリットとデメリット

一般的に住宅物件は、不動産業者に依頼して売却してもらうのが一般的です。それを仲介と言い、不動産業者が買主を探し出し売買契約を結ぶように段取りを行ってくれるんです。仲介は、過去の周辺家屋の売買実績を鑑みたり、経済状況や人気のエリアで利便性の高い住まいであるか、はたまた築年数などを加味し、相場額も考慮し売出価格を売主と一緒に話し合いで決定していきます。一般的には相場価格の1.1倍の価格が売出価格になるんですが、老朽化がすすんでメンテナンスや修繕、専門的なハウスクリーニングが必要な場合にはこの売出価格では一向に売れないケースも少なくありません。

一般駅に仲介では三か月から半年以内で契約が成立し売却が完了するものと言われます。七割がたの物件が三か月には売買が完了するものなのです。それでも一向に問い合わせが無かったり、内見などが一つもない場合には、半年でも売れないケースが多々あります。売れない間も、維持費や固定資産税、火災保険料などがかかってきて、早く売りたいと値引きを頻回に行う人も居ます。だが極端に値引きをしてしまうと、今度は何か問題ある物件なのではないかと怪しまれ、警戒心を持たれてしまいより一層売れない物件に陥るんです。もし半年以上売れないのであれば、仲介業者ではなく買取業者を検討した方が賢明です。買取業者とは、下取り価格で物件を購入してくれる業者を指します。

安く買って、高く転売するのが目的である不動産業者でもあるんです。買取業者をつかうメリットというのは、早く業者が買い取ってくれるという点です。仲介では三か月から半年売却までに時間がかかるものの、買取であれば一週間もしくは一か月程度の短期間で売却が完了するんです。早く売って固定資産税を支払いたい、維持費や火災保険料を支払うのが厳しい、といった人にも早く現金化できるので非常にお勧めの売却方法と言えるのです。

特筆すべきは、仲介手数料がかからないというのも魅力的な点です。転売を目的にし、最低価格での買取なので仲介手数料がかかりません。さらには家財道具等などを一緒に買い取ってくれるのもメリットと言えます。家具類や衣類などの処分や撤去には、想像以上の費用が掛かりますがこうした費用が掛からずに家財道具も一緒に買い取ってくれるのが非常に良い点なのです。しかもリフォームやハウスクリーニングの必要もありません。仲介であればきれいな物件でなければなかなか売れませんが、買取なら汚れていようと、傷がついていようと買取の対象になります。

特に買取では契約不適合責任や瑕疵担保責任が免除されてしまうのもメリットと言えるでしょう。仲介では後になってから雨漏りが見られた、売買契約書に白アリの虫害被害があるなどきちんと書かれていないと、損害賠償を請求されたり、契約解除という権利を行使されてしまいます。ところが買取であると、こうした責任を免責されるので安心して売却が出来るんです。とくに老朽化したメンテナンスをしていない空き家は、瑕疵が多く見られるので、仲介よりも買取で売ってしまった方が賢明な物件も多いです。空き家の売却にとって非常にメリットばかりが見られる買取ですが、もちろんデメリットも存在します。その代表格が、相場額よりも買取額が50パーセントから80パーセント前後安くなってしまうんです。

物件によっては買い取った後業者が更地にしたり、道具を撤去する費用などがかかります。そのためそうした費用も20パーセント考慮するので、老朽化が著しい物件は相場額の80パーセント減額されての買取になることを心得ておかなければなりません。さらに土地の価値が極めて低く、解体費用に法が高い場合には当然買取を断られてしまうのもデメリットです。

買取が難しい場合、今後は行政に頼る選択肢も

買取業者もボランティアで買取をしている訳ではありません。最低価格で買い取って高値で転売することが目的なので、土地の評価や更地になった時の資産価値もしっかりと見極めています。仮に更地にする解体費用が、更地の価値よりも高い場合には買取自体を断ります。するといよいよその空き家は、誰も買い取ってくれずに困っていくことになるのです。

こうした際の救済措置がないわけではありません。制定され今後運用開始されていく相続土地国庫帰属制度を活用するというものなんです。これは国つまり行政が空き家対策としてその土地を引き取ってくれる制度なのです。今地方山間部は過疎化が進み、空き家も多くなっている状態です。子や孫の代で、その家の維持費や固定資産税が支払えなくなることが多くなっており、土地を行政にひきとってもらうことでこうした固定資産税の支払いを免れることのできる苦肉の策です。

ただしひき取ってもらうにも条件が有ります。それが空き家をすべて解体し更地の状態でしかひき取ってもらえないという条件なのです。さらには管理費用を納める必要があり、それを支払って初めてその更地を引き取ってくれるんです。10年分の管理費用で市街地で200平米であれば80万円ほどの管理費になります。さらに解体費用など150万円前後かかるとすると、引き取ってもらうだけで230万円の自己資金が必要になるんです。

子や孫が20代などと若いとこうした費用をねん出するのも非常に難しいです。この場合には自治体の空き家バンクなどを活用してみるのも一つです。子の空き家バンクは売りたい人、それを買いたい人をマッチングするサイトであり、仮に買取業者が買取を断った物件であってもそのサイトに掲載することが出来るのです。もしかすると買い取ってくれる人が見つかるかもしれません。ただし空き家バンクは認知度が低いのでそれほど集客力は高くありません。また別の方法で、あくまで仲介で売ることにこだわり、最悪買取保証制度を利用するという手もあります。

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