面倒な実家の処分。代行業者や、手続き方法や費用などを紹介

日本は高齢者が進行していて長生きすることが当たり前になっています。長生きすることは素晴らしいことですが、寿命には限界があるので今後は亡くなる方が多くなると考えられます。

親が亡くなれば相続など面倒なことが生じることが多いです。実家を相続しても自分の家を持っていれば処分することになります。使用しないのに所有を続けてしまえば、メンテナンス費用や税金など高額な維持費がかかります。余計な費用を出したくないのであれば、早めに実家を処分することが大事です。思い出がありますが、使用しないのであれば周りも理解してくれます。

売却時に必要な書類

実家を処分するためには、家の名義人になる必要があります。したがって、親の名義から自分に相続登記をしなくてはいけません。その際に必要になる書類は、遺言か遺産分割協議かで異なります。遺言の場合は被相続人の戸籍と住民票、検認済みの遺言書、自分自身の戸籍謄本と住民票などです。

遺産分割協議の場合は被相続人の出生から死亡までの戸籍と住民票、相続人全員の戸籍と印鑑証明書、貰う人の住民票などになります。全て集めるのは意外と時間がかかってしまうので、早めに準備を始めることが大事です。相続登記は自分で行うことができますが、専門的な知識を必要とするので、司法書士に依頼するのが一般的です。不動産登記を得意としている司法書士に依頼すれば問題ありません。

実家売却の流れを確認する

実家売却をするのであれば、その流れをしっかり認識しておくことが重要になります。理解していないと、何をしなければいいか分からなくなる可能性が高いです。書類など売却の準備が終わったら、実家の価格査定を行って、不動産会社を決めなければいけません。その際に注意しなければいけないのは、家が値上がりしているタイミングで売却することです。タイミングが悪くて値下がりしているときに売却してしまえば、得られる相続財産が減ってしまいます。

世の中の動きが周りの土地の値動きもリサーチして決めることが求められます。 売却を依頼する不動産会社選びですが、どこでもいいわけではないです。実績が多くて親身になって対応してくれるところが信頼できます。クオリティの低いところを選んでしまえば、なかなか買い手が見つからなくて時間がかかってしまったり、売却価格を下げなければいけない事態になることも考えられます。実績が豊富でノウハウを持っている不動産会社であれば、スムーズに決まることが多いです。不動産会社が決まれば、書類を提出して媒介契約を結びます。

不動産会社は宣伝や内覧などの販売活動を行ってくれるのですが、不動産会社によって力の入れ具合がかなり変わるので気をつけてください。早期に売却したいのであれば、多少手数料が高くなったとしても販売活動をしっかり行っているところに依頼することが大事です。都市部であれば様々な会社があるので、どこを選んだらいいか分からない方が少なくないです。比較する際は、実際に利用した人の意見も参考にすることをおすすめします。

利用してみないと分からないことがあるので、かなり参考になる情報が得られます。スタッフの対応や売却までの期間、アフターフォローなど知っておきたいことがたくさんあります。 実家に荷物がに残っている場合は、遺品整理をして家の中を空にすることも必要です。遠方に住んでいて自分たちで遺品整理をすることが難しい場合は、遺品整理業者に依頼することも有効な手段です。遺品整理業者に依頼した場合の費用は15万円から50万円くらいが相場になります。遺品整理が上手く進まないと売却の予定にも支障が出てしまうので、専門の業者に依頼することは何も間違っていません。 実家が共有名義の場合は、事前に決めておくべきことがいくつかあります。

1つ目は分割される金額がいくらになるかを共有認識しておくことです。売却額が分割されるわけではなく、相続登記や不動産会社への手数料、税金などを引いた金額であることに注意してください。残る金額は売却額の8割弱と言われています。2つ目は窓口となる担当者を決めておくことです。司法書士や不動産会社と連携して売却を進めていくわけなので、それぞれが連絡を受けてしまうとトラブルが生じてしまう可能性があります。担当者を決めておくことで、スムーズに売却ができます。3つ目は最低売却価格を話し合って決めておくことも重要です。損をしなくて済みますし、買い手が現れた際にタイミングを逃すことが少なく抑えられます。 実家の売却時は行うべきことが多いです。もう少し後からでいいだろうと考えていると、必要になった時に何もしていなくて大変な事態に陥ってしまいます。別に一人で行う必要はありません。他に姉弟がいると思われるので、分担して対処すれば負担が少なくなります。自分一人で対処しようとするから大変に感じてしまいます。売却の流れは不動産会社での相談でも教えてもらえるので、気になることがあれば積極的に質問するべきです。分からないことをそのままにしてしまうのが1番ダメです。一つ大きな問題が生じると、多方面に迷惑がかかります。