増える空き家ビジネス！あなたの空き家は活用できる対象かチェック。活用事例を紹介

日本は人口が減少傾向にあります。しかし戸建て住宅はたくさん毎年建てられているのが現状です。古くなった家、誰も住まなくなった家が日本には、戸建てやその他を含めて数百万戸あるといわれています。

空き家を放置すると果たしてどうなるでしょうか。すればするほどひどい結末になるケースが相次いでいます。空き家は放置してはいけないのです。ではどうすればよいのでしょうか。ここでは空き家の上手な活用方法についてや、売却などの方法を伝授します。空き家を所有しているのであれば、その空き家の活用方法を考えてみてはいかがですか。

社会問題！空き家と放置リスクとは

空き家を放置するとどうなるでしょうか。戸建の家の場合を例にとって考えてみます。まず、空き家になってすぐには何も起こりません。数年経過するとだんだんにわが草ぼうぼうになってきます。そうすると誰も住んでいない家であると、外から見分けがつくようになります。徐々にゴミが投げ込まれるようになるのです。

ゴミはすぐに一杯になることでしょう。ゴミの中には生ごみのような悪臭を放つものも含まれる場合があります。すると虫がたかるようになるのです。特に夏場は虫と悪臭でひどい状態になります。ここまでくると、近所迷惑になることは言うまでもありません。さらに同時進行で進むことがありますが、それは建物の劣化です。人の住んでいない家はあっという間に劣化するものなのです。畳はくさりツタが建物を覆うようになります。10年もすれば「心霊スポット」などと言われるくらいひどい状態になり、最悪の場合にはホームレスが住み着いたり、火災が発生するなどの事態にもなりかねません。 このように空き家は放置すると、とんでもないことになってしまいます。これでは近所迷惑も甚だしい状態です。

このような空き家が街に一軒でもあると、その街そのもののイメージが悪くなり、最悪には、地価まで影響しかねません。すべての空家がその一途をたどるわけではありませんが、そうなる可能性を秘めているという事です。こうなる前に対策を打たなければなりません。一体全体どうすればよいのでしょうか。 まず、空き家を所有しているのであれば、有効活用か売却を考えたほうがよいという事です。空き家が綺麗な状態であるのならば、戸建賃貸住宅などで活用することも出来ます。もちろん水回りの修繕をしたうえで貸に出すのです。他にも、売却という手もあります。

立地が良ければすぐに売れますし、売れなければ、やや金額を下げて売りに出せばいずれ売れることもあるでしょう。どうしても売れないのであれば、不動産買取業者に依頼して、買い取ってもらうという方法もあります。 どのような方法であれ、空き家の放置をするくらいであれば、今すぐ対策を打つべきなのです。自分が住んでいた思い入れのある家にゴミが投げ込まれて、「ゴミ屋敷」などと言われるようになるくらいであれば、いっそのこと有効活用を考えてみましょう。もしくは思い切って売却という手段を取りましょう。どの手段を取っても良いのです。空き家を放置するくらいであれば、スパッと売ることも大切なのではないでしょうか。

事例別！空き家をビジネス活用するメリット・デメリット

空き家をどのように活用するかは、それぞれの不動産で別れます。なぜ分かれるのかというと、立地によって最有効な活用方法はそれぞれ異なるからです。例えば人口密集地ではアパートやマンションなどが有効ですが、そうでない場所では空室が目立つことになります。特に大学のキャンパスがあったり、大きな会社の工場などがある場合には、賃貸住宅が適している場合があります。しかし、大学のキャンパスが移転したり、工場が閉鎖となると一気に空室が増える可能性がある事も、視野に入れておきたいものです。また別の場所ではコインパーキングなどという方法もあります。特に車社会の地方都市ではよいかもしれません。商業地などではビルにするという手もあります。このように立地によって有効活用方法は異なるのです。 では、他にはどのような活用方法があるのでしょうか。

例えばシェアオフィスにするという方法です。シェアオフィスは、会議室のような役割を果たします。会議などで1回だけオフィスを使いたい場合には、1回だけ契約することが出来ます。もちろん会議以外にも使うことはできますので、使い方は人それぞれでしょう。都心の空家であればこのような使い方は適しています。シェアオフィスの場合には、立地が良いほうが使い勝手があるので、あまりへき地であると使用される頻度も低くなるかもしれません。 他にも、古民家をリフォームして貸しに出すという方法もあります。

古民家であれば様々な用途に使われます。例えば民泊として利用する方法もあります。外国人の旅行者をそこに留めて料金をもらう方法です。他にも古民家であれば映画やテレビの撮影に使用されるようなパターンもあります。このように様々な方法に利用されるので、リフォームやリノベーション工事を施すのであれば、どの用途で使われるのが、一番適しているのかを考えることが大切です。 空き家を更地にすれば、前述のようにコインパーキングなどという方法もあります。

月極駐車場にするのであれば、土地を均してコンクリートやアスファルトにすれば、立派な月極駐車場の完成になります。1台当たり1万円から都心であれば、3万円くらい地代をもらえるところもあります。地方都市の場合では数千円単位のところもあります。コインパーキングの場合には、月極と違い初期投資費用が必要になります。コインパーキングの場合には、コインを入れる機械や、その他の設備の設置が必要になりますので、その費用が掛かることを念頭に置くべきです。

では、それぞれのメリットやデメリットも考えてみましょう。アパートやマンションが一番一般的ですが、人口減少地域ではデメリットになりかねません。人口が集中している、もしくはこれから発展するような場所であれば、アパマンにするメリットもあるでしょう。古民家の場合でもいっしょです。需要があるかどうかが大事なのです。民泊として利用するにしても、人里離れた場所では誰も泊まりに来ません。

やはり大事なのは立地ですので、立地が悪い場合にはデメリットになります。さらに民泊の場合には、立地が良くても近所に迷惑になるということもあります。外国人が夜騒いだりする可能性があるからです。空き家を民泊として活用するには、その点も留意しておきたいものです。 このように、立地によって様々な活用方法があるのが、空き家ビジネスなのです。空き家を放置するとよいことは一つもありません。このように活用するか、どうしても活用方法が見つからないのであれば、売却するという方法と取ったほうがよいでしょう。空き家を買い取る不動産業者もたくさんいますので、活用してみる価値はあるかもしれません。