病気やケガで住宅ローンの返済が厳しく滞納してしまった!このケースでのオススメの解決法とは

病気やケガというのは、まったくもって予測が付かないものです。ましてや入院するほどの病気やケガだった場合、働くこともままならなくなってしまうかもしれません。

そのような状態になってしまうと、住宅ローンが支払えなくなってしまいますよね。本人は住宅ローンを支払う意志はあるけど、自分の体調のせいでどうしても支払うことができない場合、一体どうすれば良いのでしょうか。誰にでも起こりうる可能性があることなので、元気な状態の内から知っておきたい事柄でもありますよね。大きな病気やケガで住宅ローンが支払えない時の、オススメの解決法をご紹介します。

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まずは団体信用生命保険の加入確認を

ではまず、自分がどのような保険に入っているのか、その現状を確認してみましょう。あなたは団体信用生命保険の特約を確認してください。住宅ローンの契約をする際には、この保険に入ることが条件となっていることが殆どなのです。住宅ローンの支払い期間というのはとても長いものですから、この期間の途中で死亡されてしまってはお金を貸している金融機関は大損害してしまいますよね。

だからこそ、金融機関の多くはこの保険に加入してもらうという条件がついているのです。この保険の場合、死亡してしまったり高度障害にならないとこの保証は受けられなくなっています。この保険の場合、「両目の視力を永久に失った場合」「言語や咀嚼機能を永久に失った場合」「中枢神経系・精神や胸腹部臓器に激しい障害がある、または終身的な介護が必要となる場合」「両上肢を手関節以上で失っているか、その働きを永久に失った場合」「両下肢を足関節以上失っている・またはその働きを永久に失っている場合」「1上肢を手関節以上でなくしている、または1下肢を足関節以上でなくしている、その機能を永久になくしている場合」「1上肢の機能を永久になくしている・または1下肢を足関節以上でなくしている場合」という条件が付けられています。

保険会社によって細かい内容の差がある場合があるので、必ず加入している保険会社に確認を取ってください。契約していた本人が死亡したり、前述した高度障害にあたるとされた場合には、今の時点で残っている住宅ローンは全額支払ってもらうことができます。もしも住宅ローンの支払いが滞っている状態で、3か月から6ヶ月程度経過してしまうと、あなたのもとに「代位弁済通知」というものが届けられます。

これは、住宅ローンの支払いが行われなかったことにより保証会社があなたに代わって、今の時点で残っている住宅ローンを全額銀行に立て替えて支払ったということなのです。この手続きが行われてしまうと、住宅ローんのお金を貸しているのが銀行から保証協会へと切り替わってしまいます。それと同時に団体信用生命保険は解約されるので、無効状態になってしまうということですね。もし現段階で住宅ローンが滞納している場合は、今の状態をすぐに確認しておきましょう。

さらに、この保険に加えてオプションを利用してさらに保険を支払っている場合には、3大疾病保証(癌・心筋梗塞・脳卒中)、5大疾病保証(癌・心筋梗塞・脳卒中・腎不全・糖尿病・肝硬変・高血圧)、さらに8大疾病保証(7大疾病に慢性膵炎が加えられたもの)までも受けることが可能になります。自分の病気やケガがこれらに該当する場合には、今支払っている住宅ローンの残りの料金がすべて免除してもらえるというすごい保証が受けられます。

病気や怪我で入院している場合に加えて、医師の指示で自宅療養をしている場合も補償されることがありますから、やはり確認が必要でしょう。さらに、債務返済支援保険に加入しているかどうかもしっかりと確認しましょう。この保険は、病気やケガをすることで何らかのサポートが受けられるというものですね。

病気やケガによって入院を余儀なくされていて、住宅ローンを滞納している状態の場合には、この住宅ローンが保険によってサポートしてもらえるというわけです。保険の補償内容はそれぞれの保険によって異なりますが、30日を超える病気や怪我で働けない状態になっていて、一回の入院でマックスで25ヶ月もの住宅ローン料金が補償してもらえることになります。もしも任意で何かの保険に入っていたという記憶があるなら、保険書類を再度しっかりと確認することをオススメします。

各種保険や給付制度が利用できないか見直す

この他にも、自分がどのような保険に入っているかを、そしてその補償内容についても詳しく確認してください。一般的な医療保険の場合、入院または手術をした場合、また病院に通院するなど様々な条件で補償が受けられる場合があります。医療保険に加入する時に就業不能保険に入っていませんか。

この保険は、病気やケガをすることによって長期的に働くことができなくなった場合に補償が受けられることになっています。これらの保険に入っていれば、一時的にではありますが住宅ローンの支払いが滞ることを避けることができるでしょう。また、会社員として働いているならば労災保険に入っていることでしょう。仕事をしている最中の怪我であった場合には、労災保険を適用してもらえます。仕事中だけでなく、職場に向かう際の通勤途中であったとしても労災保険の対象になることができるので、しっかり届け出を出すようにしたいですね。

病気や怪我をすることで欠勤しなければならなくなったなら、休業補償給付が受けられます。この場合には普通に働いたうちの60%もの賃金がもらえるので、とても助かりますね。さらにこの60%にプラスして、休業特別支給金として20%も支給してもらうことができます。つまり2つの補償を合わせてなんと80%もの分厚い補償が受けられるという訳ですね。

さらに一般的な会社員が加入することになっている、国民健康保険のことも忘れてはいけません。こちらも病気やケガをしたという理由で働けず、会社から給料を充分にもらえない場合には、傷病手当というものが支給してもらえますよ。この支給は一番長くて1年6ヶ月もらえることになります。支給される大まかな金額としては、普段もらっている給料の3分の1となっていますよ。この期間に給料が全て補償されるわけではありませんが、3分の2ということで、少し普段よりも出費を抑えるように皆で努力して節約したらやっていけるのではないでしょうか。ただし、この傷病手当金は労災保険の休業補償給付と被ることで補償が受けられないケースもあるので注意しましょう。

どちらにしても、普段はあまり使わない保険だからこそ、今の自分の状況が当てはまっているケースはないのかをしっかりと見直してみる必要があるでしょう。日頃から専門のファイナンシャルプランナーが担当してくれているなら、その方に今の現状話した上で適用できる保険がないかを聞いてみてください。

どうしてもお金が工面出来ない場合は売却を

自分がどんな保険にを入っているかを見直し、色んな方向から試行錯誤してみたけれどどうしてもお金が工面できない、となってしまった場合には金融機関に連絡してください。そしてリスケジュール、つまり毎月支払っていた住宅ローンの返済の仕方を見直ししてもらいましょう。住宅ローンを組む際に30年や35年と、完済までの年月を決めていますよね。

これを相談することでさらに支払い期間を引き伸ばし、毎月の支払い料金を少しでも低くするという方法です。このスケジュール相談をするには、毎月支払いをしている金融機関に電話して申し出をする必要があります。リスケジュールは必ず通るという訳ではありませんが、病気や怪我といったのっぴきならない理由があるため、相談に乗ってくれるでしょう。もちろん金融機関や支払い状況にもよりますが、数年間の間住宅ローンの利息のみにしてくれるというケースもあるようですよ。

もちろん利息だけであったとしても支払いの期間を引き延ばせば、それだけ支払い料金は増えることになります。あまりにもその期間が長くなってしまうと、自分の老後にも影響する場合もあるのでしっかりと考えて結論を出してください。さらにこれらのことを専門家に相談することもできるでしょう。不動産会社や弁護士・司法書士から選びましょう。不動産会社に相談する場合ですが、オーバーローンとして市場価格よりも残ったローンの方が多い場合には、やはり任意売却の経験が多くある不動産業者がオススメです。逆にアンダーローンは、自宅の時価が住宅ローンの残高を上回っている状態のことを指します。アンダーローンの場合でも安心せず、何社からも見積もりを取ってもらう必要があるでしょう。

複数の業者からの査定を受けて、全ての査定価格よりも実際のローンの残り金額が下回っているかを確認してください。アンダーローンならば住宅を売却したお金で支払えなかった住宅ローンを完済することができるでしょう。返済中の住宅をなるべく売りやすくするために、できるだけ長く運営経験を持っている不動産業者を選んでください。査定額を業者ごとにしっかりと比較した上で、これから先どのようなお金の流れになるのかを綿密にシュミレーションしていきましょう。なるべく無理がないようにこれから先のことを考えていく必要があります。不動産会社は、同じ物件であっても査定額が数百万円変化するということが実際にあります。査定した中でも一番条件の良い業者に依頼するようにしましょう。

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