持ち家が墓地に近いけど、売れる?売却査定に与える影響や売る方法を解説

墓地に近いからといって必ずしも安い査定だったり、売れないということはありません。例えば山の中の墓地しかないところなどは売るのが大変かもしれませんが、住宅地の中にある場合以外にも希望する人が多いのではないでしょうか。

お墓だからといって怖いイメージは近時あまりなく、静寂さを求めている購入者からすれば人気がある物件だと思います。特に青山墓地のようなところであればむしろステータスにすらなりえます。値段が安いのではないだろうかと検索をかける人数も多く、そうなれば争奪戦になる可能性もあり、売却査定を考えずに、まず大々的に公募してみるというのはどうでしょうか。

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墓地に近い家は「嫌悪施設」になる

墓地に近い家だからといって「嫌悪施設」にはなる可能性は低いとおもいます。墓地はとにかく静かです。坪数が小さくビルトインガレージの三階建てが主流の今において、騒音や近所の付き合いの疲れなどを考えれば、墓地の側だからという理由だけで、もしも同じような値段で、坪数の大きな物件を手に入れることができるとなるならば、子育て世代の若い人たちの方が以外にもシビアに気にしないで購入するようにおもいます。

それほどいま墓地というのは昔の暗いイメージというよりも、樹木荘であるとか、お洒落な墓石を使用したり、道沿いに樹木をふんだんに使って明るい場所を作り出している墓地もたくさんあります。もちろん暗いイメージの墓地もそれはそれでお寺が重厚であることが多いので、嫌悪施設とはならないのではないでしょうか。なおかつ都心近くで広い敷地の閑静な墓地が隣接しているならば、物件自体があまり隣接していることがないので、これはなかなか出る物件ではなく、もし予算が有り余っているならば、購入に踏み切っておいてもよいとおもいます。

不動産としてこれから先、値段の相場が下がるとはおもえません。騒がしい喧騒が増えた今の時代だからこそ、墓地の特徴である整然として静かな空間が演出され、空気も澄んでおり時々香ってくる線香の香りは心を落ち着かせてくれます。風通しや日照も良い場所です。このような空間は欲しいとおもって手に入るものではなく、年代の上の方から若い世代の方まで、きっと人生に一度は憧れ手に入れたいと思う物件の条件を十分に満たしていると思います。

墓地に近い家は安い相場になる場合も

墓地に近い家で安い相場になるとするならば都心であれ地方であれ、中心から離れた民家の少ない山林や木が生い茂った場所であったり、その物件まで駅から遠くバスが一時間に一本しかないとか、またそのバス停から徒歩一時間かかるとか、タクシーで一時間山を登ったあたりにある物件というように、とにかく不便で病院なども近くになく食べ物調達もたいへんだったりと、生活するのにとても苦労があるところなどは墓場がメインになってしまい人と会える可能性も低く少し気持ちが落ち込んでしまううえに、人よりも墓地が目についてしまうような場所であったときには安い相場になってしまうかもしれません。購入したいという方を探すのも難しい場合もあります。

ただいろいろな趣味の方が世の中には存在するので、そういうところだからこそ、その墓地の側の家が欲しいという方がいる可能性もあります。不便な場所にある墓地に近い物件だからといって家の雰囲気広さ様々な要素を含めて価値がつき購入者が現れる場合がありますので、諦めず物件の最大に良いところを売りにして広く物件購入者を募ってみるのは、家にとっても第二の人生になりますので良いことといえるのではないでしょうか。

墓地に近い家を売却する際の留意点

墓地に近い家を売却する場合に注意することは、不動産取引では隣接する物件において必ず墓地の事を説明されますが、少し離れた場所にある場合には基準があいまいなことがあります。墓地が全く平気かそうでないかというのは人によって考えが違います。その場合物件を売ってから、墓地が側なのを知らなかったとか、線香の香りがきつすぎるなどの問題点があがり、売った側も買った側もなんともいえない気持ちになってしまいます。

中古物件の場合には現地見学をして自分の目で確かめればよいので、あまり問題になることはありませんが、建築中の新築物件を購入しそれが完成して、早速引っ越してみたら一戸建ての二階の窓から、あるいは購入したマンションの上の方の階のバルコニーから墓地を見下ろす景観だったということもあります。墓地の側はちょっと住みたくないという方は、物件購入のさいに、自分の足で周りの環境を確認し、地図で近隣施設を調べてみるのが重要です。また墓地の跡地に大きなマンションが建設されるということもあり、この場合にはそれほど気にする方は少ないとおもいますが、これもちょっと避けたいという場合には、よくよく調べ上げてからの購入がおすすめです。

ただ、全く墓地などが気にならないという方に関しては今までの内容は適応されず、周辺の環境が気に入れば問題はありません。マンションの上階のバルコニーから眺めてもあまり目に入ることはないでしょうし、風景の一部になっていつのまにか忘れてしまうかもしれません。一戸建てを購入した時にも、普通の物件よりも墓石の高さもなく隙間があいて整然と並んでいたり、広い敷地がそのような空間で構成されていることから、風通しがよく日照もとてもよく、年中光が窓からさしこみ、部屋の中も明るい点は良いと言えます。

また住宅地がひしめき合うところに比べると、昼は参拝の方が来るとは言ってもそれほど多く訪れることは非常に少なく、夜は全く墓場の空間は無人と化しますので静寂さのなかゆっくり熟眠することも可能です。高い建物でふさがれていないというのは、近時の住宅事情を考えますと、前面が家で囲まれ前が道路であったり、小さい敷地面積で三階建て、詰め込まれた息苦しさなどのような点で、騒音の争いや近所と険悪な関係になったりといろいろな問題があるのも現状です。墓地というものが気にならず、嫌悪施設と思わない方に限っていうならば、そういった問題も緩和される物件といえるとおもいます。売却する際の一番の留意点は、墓地を気にするか全く気にならないかということを、十分に多方面から確認することといえます。

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