ご近所トラブルで持ち家を売却して住み替えたい!この事例に適した手続きの流れとは

せっかく夢のマイホームを手に入れたのに、ご近所トラブルに悩まされて住み替えを考える人も多いようです。地域の治安や利便性などは購入前にチェックできても、ご近所さんの本当の顔は済み始めてからしかわからないですよね。

また、ちょっとしたきっかけが溝を作り、関係性が悪化していくこともあります。住み続けることがストレスとなり、肉体や精神を病んでしまうこともあるでしょう。 そこで、ご近所トラブルで持ち家を売却し、住み替えを考えている人のために、スムーズに買い替えを成功させるための手続きや流れについて解説します。

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よくあるご近所トラブルの例

ご近所トラブルで最も多いトラブルは、騒音に関するものです。赤ちゃんの泣き声やテレビやオーディオの音、洗濯機や掃除機などの生活音があります。騒音を出している方も悪気が合って出しているわけではないため、「普通に生活しているだけなのに大げさに騒ぎ立てられている」と被害者意識を持ってしまいがちです。

そのため、騒音を出す方・出される方がお互いにストレスを感じて暮らすことになります。次第に、関係性も悪化していくでしょう。 また、持ち家ではペットを飼う人も多いため、ペットがご近所トラブルの火種になることもあります。散歩の時に家の前で排せつをしたのに糞を持ち帰らない、ペットが庭の草木を荒らした、ペットの鳴き声がうるさいなどの事例が典型的です。ペットを飼っている人にとって、犬や猫は何をしても可愛い、許せるという存在ではありますが、飼っていない人は同じ気持ちではありません。ペットによって、ご近所トラブルがエスカレートしていくこともあります。

そのほかにも、大量のごみをベランダや玄関先などに大量にため込んでいるゴミ屋敷が近所にあると、不衛生であるうえに害虫や悪臭問題にも悩まされてしまいます。そのような環境では、友達を招くことも憚られます。行政に訴えてもなかなか動いてくれず、鬱々とした気持ちで過ごさなければなりません。ゴミ屋敷であるからといってすぐに強制退去・転居をさせることは難しく、様々な段階を踏むのが面倒なため諦めてしまうケースも多いようです。

もう我慢の限界!家の買い替えを検討する人も

ご近所トラブルのストレスが我慢の限界に達し、家の買い替えを検討する人もいます。トラブルメーカーを強制退去・転居させるよりも、自分が転居する方が簡単だからです。 もちろん、迷惑をかけられている方が転居しなければならないのは理不尽ですが、我慢して住み続けることが最善の選択だと思えなくなるのです。

トラブルの原因となる人は、迷惑をかけているという意識がないため、「騒音がうるさい」、「ペットの躾がなっていない」などと指摘しても、理解してもらえません。反対に、逆切れされてしまうこともあります。警察に訴えたところで、ご近所トラブルのような小さないざこざは後回しにされることがほとんどです。そのため、家の買い替えを検討することは理に適っていると言えます。 また、買い替えの時期においても、できるだけ早い方が持ち家の価値も高く、購入時の金額から大きく落とさずに売却できる可能性が高くなります。

何年もご近所トラブルに我慢して住み続けた後、結局ストレスに耐え切れず買い替えるという選択をするより、さっさと見切りをつけて売却する方が経済的なダメージが少なくなるでしょう。 ご近所トラブルが原因であるとはいえ、家の買い替えを行うことで得られるメリットというものもあります。初めてのマイホームでは、細々としたところに不満が出てくるため、ここをこうしておけばよかった、ああしておけばよかったなど直したい場所が色々出てくるのが一般的です。

3回目で初めて理想の家が建てられると言われているぐらいなので、次の家はさらに住みやすい家にすることができるでしょう。 ご近所トラブルのおかげで、治安や利便性だけでなく近所の住人のこともしっかり考慮するようになり、より良い住環境を選択することができるはずです。内覧をする時にも、家の構造だけでなく近所の生活音にも耳を澄ませるなど、注意深く観察するようになります。家を選ぶ目も肥えていることでしょう。

ご近所トラブルでの買い替えで気を付ける事とは

ご近所トラブルでの買い替えで最も気になるのは、ご近所トラブルで買い替えをすることを不動産会社に伝えるかどうかでしょう。ご近所トラブルがあった物件だと明かすと、買い手がつかないのではと心配になりますよね。 売主は買主に不動産に関する重要事項を説明する義務があるとされており、家の構造に問題があることを隠して売却することは禁じられています。ご近所トラブルが不動産売買に伴う重要事項であるかどうかは判断が分かれるところですが、不動産会社には伝えておくのが無難です。それを買主に伝えるかどうかは、不動産会社の判断にゆだねるのがベターです。

また、ご近所トラブルでの買い替えでは、買い替えることを近所に知られたくないというケースもあるでしょう。その場合は、不動産会社に人に知られずこっそりと売却したいことを伝えると、大手のポータルサイトで大々的に販促活動を行わない、「オープンハウス」など特別な日を設けずに内覧してもらうなど、販促や内覧の方法なども考慮してもらえます。 そして、ご近所トラブルが原因で買い替える時は、早く新しい家に移りたいと考え売却を急ぐ傾向があります。

そのため、仲介ではなく買取を選んでしまうケースもあるようです。買取は不動産会社が直接買い取ってくれるため依頼してから1ヶ月ほどで売却を完了できますが、仲介で売るよりも売却価格が3割ほど下がってしまいます。利便性が高く新築に近い家であれば、仲介で早期に売却できる可能性が高いため、急がずできるだけ高く売れる方法を模索するのが賢明です。 ご近所トラブルが原因で買い替えをする時は、通常の買い替えよりも気を使うことが多いため、これまでにも同様のトラブルを抱える不動産を売買した実績がある不動産会社や、細かい気配りができる不動産会社に依頼するのがおすすめです。早く売ってくれるのはもちろん、満足できる買い替え先を見つけてくれる不動産会社であることも大切でしょう。

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