親の持ち家や土地を相続する際、相談先はどこがオススメ？事例に合わせた相談先とは

両親が亡くなり不動産相続について困っている方は多いです。他にも両親が高齢であり、元気なうちに相続を考えたいと思っている方、両親の持ち家があるけれど遠方に住んでいるので土地や持ち家を受け継いでも住むことができないなど、不動産相続に関してまず誰に相談をすればいいのかわからない人は少なくありません。

今回は今後親の持ち家や土地といった不動産を相続する予定のある方に向けて、トラブルを避けてスムーズに進めていくためにどの専門家に相談すべきかを事例にあわせて分かりやすく説明していくので、相続に不安を感じている方はチェックがおすすめです。

不動産相続で相談すべき専門家

不動産を相続する場合主に不動産相続の流れや、名義変更や遺産分割、相続税といったことを相談することになります。では実際に不動産を相続する際の相談先には、税理士・弁護士・司法書士・銀行の4つがあり、各専門家によって相談できる内容は異なるのでそれぞれの特徴を確認しておく必要があります。 「税理士」は税金のプロであるため、主に相続税の税額計算について相談・依頼することができます。

また相続が発生する前に相続税額の相談をしておくことによって、相続税評価額や相続税額の圧縮を図るための節税対策に役立ちます。 「弁護士」は法的な観点で相続に関するトラブルを解決するプロです。相続において家族間での話し合いがまとまらず、トラブルにつながってしまうケースは非常に多いです。こういったトラブルを防ぐためには、相続財産の所収者である被相続人の判断能力がある健康なうちに、家族間でしっかり話し合いの場を設けてお互いの意向を確認しておくことが大切になります。 そこでトラブルの火種をなくすために弁護士に相談することにより、家族間で財産をどのように分けるとよいのか、自分に有利に相続を進めるためにはどのようにすればいいのかなど、具体的な対策をたてることができます。

また被相続人の意思を遺言書にまとめることもトラブル防止に有効とされていますが、遺言書事態がトラブルにつながるケースもあるので予め遺言書の内容を弁護士に相談することが大切です。 「司法書士」は法律知識を持つ登記のプロであり、不動産の名義変更などを行うことができます。不動産相続では名義変更が必須となりますが、登記手続きは自分で行うことが可能でも経験のない人にとって手間・時間がかかってしまいます。

また先祖代々の不動産の場合、名義変更が行われないままになっているケースもあるため、こういった事態にも司法書士に依頼すれば適切に対処してもらうことができます。 「銀行」でも相続に関する相談をすることができるようになっており、どの専門家に相談すればいいのかわからないといった方も、普段取り引きしている銀行に相談をすることで、どの専門家に相談をすべきか的確なアドバイスをしてもらうことができます。場合によっては銀行と付き合いのある専門家へ橋渡しをしてもらえる場合があります。 通常は自分で色々情報を得ながら専門家を探す必要がありましたが、銀行を介して専門家を紹介してもらえれば信頼性の高い安心できる専門家に相談できるメリットを持ちます。